ハーツクライ ありがとう

 2023年3月9日、ディープインパクトに初めて土を付けたハーツクライが天国へ旅立ちました。


2005年の有馬記念、これまでの追い込み策とは反対に先行策に打って出たハーツクライは、当時無敗で3冠を制したディープインパクトの追い込みを2分の1馬身退けて優勝しました。4コーナーでは外を持ったまま上がってきたディープインパクトが勝った!と思った方も多かったと思います。私も3連単とった!!と思っていましたが、まさかの脅威の粘り…

今まで末脚勝負でG1を勝ちきれなかったハーツクライが先行策で見せたの勝負根性、馬力のある脚、素晴らしかったです。

母アイリッシュダンス 母父トニービン 古馬になって成長するトニービンの血を引き継ぎ4歳の冬のG1初勝利でした。

鞍上はクリストフ・ルメール コンビ3戦目のルメールは、逃げるタップダンスシチー・オースミハルカの後ろで抜群の折り合いで手綱を握っていました。これがルメール騎手の国内G1初勝利なんです。

続く翌年3月のドバイシーマG1を4馬身差の圧勝で優勝したハーツクライ。最終レースはその年のジャパンカップ10着に終わり種牡馬となりました。

その血は早くからジャスタウェイが種牡馬となり引き継いでいますが、シュヴァルクラン・スワーブリチャード・サリオスがいますし、牝馬では2019年宝塚記念・有馬記念を驚異の強さで勝ったリスグラシューがいます。ハーツクライの血は絶えることなく後世に引き継がれていく事でしょう。

現役でも4歳馬ドウデュースが2月に京都記念G2を勝ちましたし、私一押しのヒシイグアスが7歳になった今年の中山記念を復活の勝利を上げています!古馬になって成長するトニービンの血は引き継がれているのだなぁと感じさせる勝利でした。


ありがとうハーツクライ。どうぞやすらかに...



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