第2回開催 1日目・2日目中京競馬場芝 考察
Aコース1週目の中京競馬場。金鯱賞はディープインパクト産駒の1番人気プログノーシスが勝ちました。
このレースは比較的固く決着したのですが、今回の中京競馬場の芝レースは3連単で万馬券を超えたレースが10レース中8レースもありました。
土曜日の4Rは3着に14番人気のアイアンムーンが入り、3連単366900円の払い戻し。
日曜日にも4Rで8番人気トーセンサマンサが1着、9番人気のディオースが2着に入り、3連単419370円の払い戻しと、大波乱でした。
結果論になってしまいますが、次回の中京芝の狙いにもなるかと思いますので、今回の中京競馬の芝レースの結果から血統的にな考察をしてみたいと思います。
ポイント① クッション値が8.3 日曜は9.0(例年より柔らかめ)。
・クッション値は高ければ地面が固く、低いと柔らかい。今回は通常よりも低く、競争結果に血統的な偏りが出来ていました。
ポイント② 今年は直線部分にも洋芝をオーバーシードした。
・例年この時期ではしない直線部分の痛みのある個所にも洋芝をシードしています。より衝撃を吸収しやすい馬場状態になっていますね。
芝が張り替えられると、競馬場全体がきれいな状態となり、より内を通る馬がコースロスなくコーナーを曲がれるので、内枠が有利となります。その中でも逃げや先行出来る馬が有利となりやすいです。
今回馬券になった30頭中20頭が、内枠~真ん中の枠の馬でした。張り替え1日目・2日目の特徴が顕著に表れていますね。
また馬場が柔らかいという特徴は欧州の競馬場(特にイギリスやフランス)が持っています。凱旋門賞が日本の馬が未だ勝てていないのも馬場の特徴が大きいと言われています。日本の固い馬場にはサンデーサイレンスの血を引くディープインパクトを始めとした馬が得意としています。
土曜4R 1着6番ベルタソ(5番人気) 母父ホワイトマズル(欧州血統)
土曜5R 2着10番タイセイアーサー(7番人気) 母母父 欧州血統
日曜4R 1着4番トーセンサマンサ(8番人気) 父の母父 ガリレオ(欧州血統)
2着2番ディオース(9番人気) 父母父 欧州血統 母父 欧州血統
日曜7R 1着8番ベリーヴィーナス(3番人気) 母父 欧州血統
2着6番タンジェリンムーン(6番人気) 父 ゴールドシップ 母父 欧州血統
3着10番ファンタジア(7番人気) 父 ハービンジャー(欧州血統)
などなど、欧州血統を持つ人気薄の馬が馬券に絡んできました。
良馬場で行われた2日間、芝の傷みも少なく次週を迎える事になります。クッション値と馬場状態には注意を払い、次週の中京芝を当てたいと思います!
金鯱賞は本命にしていたマリアエレーナが直線の進路がなくなり消化不良の結果に!馬券は外れで悔しい1日となりました…。内枠の馬が包まれて最後の直線で足を余して負ける…あるあるですね!
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